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週刊レポート

【週刊】装置株が+4.2%の日にメモリ株は下落 日韓でずれた4日間(10/27〜30)

このブログ「レイチェル」では、日本と韓国の市場を並べて見たときにだけ見えることを毎週記録します。主に見るのは「日本の半導体製造装置株と韓国のメモリ株」「円/ウォンと日韓の鉄鋼・自動車株」「日韓の金の国内価格」の3つです。前の週に挙げた注目ポイントの結果も、当たり外れを隠さずに載せます。

初回は10月27日〜30日の4日間(日韓共通の取引日)です。新しい形式でデータを集め始めたのは10月30日分からで、比べられる日がごくわずかなため、多くの項目は「まだ判断できない」状態です。結論ではなく方向の確認としてお読みください。

今週のまとめ:

  • 4日間では日本の装置株(+2.1%)も韓国のメモリ株(+3.5%)も上昇しました。ただし10月29日は装置株が上がり、メモリ株は下がりました。
  • 10月28日・29日の鉄鋼・自動車は日韓で値動きが逆になり、どちらが強かったかが円/ウォンの向きと一致しました(3日間の観察のみ)。
  • 10月30日は日韓の半導体株が大きく下げました。ニューヨークでの30日のインテル株急落は東京・ソウルの取引終了後で、30日の下げとの関係はここでは判断していません。

今週なにが起きたか

世界:米半導体株の急落はアジアの取引終了後

10月30日(現地時間)、インテル株が約3割下落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は7.2%下がったと報じられました(MBC、ニュースピム)。東京・ソウルの30日の取引が終わった後のことです。

金利:日銀は1.25%で据え置き、高田委員が反対

日銀は10月29〜30日の会合で政策金利を1.25%に据え置きました(賛成8・反対1、高田委員は1.5%への引き上げを提案、NHK)。日本10年国債利回りは10月29日時点で2.876%、韓国銀行(韓国の中央銀行)の政策金利は3.00%、韓国国債3年物利回りは3.715%(10月30日)です。いずれも1時点の値しかなく、週間の変化はまだ計算できていません。

半導体:日本の装置株と韓国のメモリ株

銘柄10/27終値10/30終値4日間の変化
東京エレクトロン(8035)9,390円9,514円+1.3%
アドバンテスト(6857)33,860円34,860円+3.0%
サムスン電子(005930、韓国)222,000ウォン225,000ウォン+1.4%
SKハイニックス(000660、韓国)1,341,000ウォン1,418,000ウォン+5.7%

4日間では装置株(2銘柄の平均)+2.1%、メモリ株(同)+3.5%とそろって上がりました。メモリ株はSKハイニックスの寄与が大きく、サムスン電子は+1.4%にとどまっています。

半導体:日本の装置株と韓国のメモリ株

出所:株探、Daum金融、2026年10月30日終値時点

日ごとに見ると様子が違います。10月29日は装置株+4.2%に対し、メモリ株は-0.8%でした(サムスン電子-4.1%、SKハイニックス+2.6%)。「装置株が上がった翌日にメモリ株が下がる」形が2回続きましたが、2回だけの観察で傾向とは言えません。29日に分かれた理由は、集めた記事の範囲では特定できていません。

10月30日は日韓とも大きく下げました(装置株-5.5%、メモリ株-5.0%)。インテル株の急落(ニューヨーク時間30日)は東京・ソウルの取引終了後のことです。決算発表の時刻は記録がないため、30日の下げとの関係はここでは判断しません。この日はKOSPI(韓国総合株価指数、韓国の代表的な株価指数)も3.48%下落したと報じられています(Businesskorea)。

円/ウォンと日韓の鉄鋼・自動車

円/ウォンは10月27日の100円=839.95ウォンから、30日は100円=847.88ウォン(ハナ銀行告示)になりました。数字が大きいほど円高・ウォン安で、4日間で+0.9%です。

円/ウォンと日韓の鉄鋼・自動車

出所:株探、Daum金融(ハナ銀行告示)、2026年10月30日終値時点

グラフの「差」は韓国株の前日比から日本の同業株の前日比を引いた値で、プラスなら韓国株が相対的に強かったことを示します。円高・ウォン安(+1.2%)の28日は、POSCOホールディングス(005490、韓国)と現代自動車(005380、韓国)が上がり、日本製鉄(5401)とトヨタ自動車(7203)は下げました。小幅な円安・ウォン高(-0.2%)の29日はその逆です。30日は円/ウォンの変化が-0.085%と小さく、日韓とも下げましたが、現代自動車(-3.6%)の下げがトヨタ(-0.2%)より大きくなりました。

日韓を一緒に見ると分かること

  1. どちらが強かったかが円/ウォンの向きと一致:韓国の鉄鋼・自動車株だけを見ると「1日上がって1日下がった」だけですが、日本の同業と並べると、円高・ウォン安の日は韓国、円安・ウォン高の日は日本が強い形が2日続きました。ただし3日間の観察で、市場全体の動きを差し引いた計算はまだできていません。
  2. 韓国側だけ市場全体の動きを差し引くと、見え方が変わる:10月30日は単純な差では日本が優位(鉄鋼-0.3%ポイント、自動車-3.4%ポイント)でした。ただ、この日のKOSPIは記事の数字で-3.48%です。POSCOホールディングス(-0.726%)の下げはKOSPIよりかなり小さく、現代自動車(-3.590%)はKOSPIとほぼ同じ幅でした。韓国側だけKOSPIを差し引いた参考計算では、鉄鋼+3.2%ポイント、自動車+0.1%ポイントになります。日本製鉄・トヨタ自動車の側は市場全体の動きを差し引いていない参考計算のため、ここからどちらが強かったかは判断しません。
  3. 半導体は片方だけでは印象が変わる:日本の装置株だけなら強い週、韓国のメモリ株だけなら上下の激しい週でした。並べると、4日間の方向は同じでも日ごとにはずれていました。

先週の答え合わせ

初回のため、このブログとして先週挙げた注目ポイントはありません。分析ノート側で挙げていた確認項目3つは、比べられるデータや記録がなく、すべて「採点できない」でした。

確認項目結果判定
KOSPIを差し引いても、10/28の韓国優位・10/29の日本優位が残るか10/28・10/29のKOSPIデータがない採点できない
円高・ウォン安の日に、韓国の鉄鋼・自動車が相対的に強い傾向が続くか10/30は円高・ウォン安の日ではなかった採点できない
現代自動車・POSCOの6月末・7月末の急落の理由関連する記事の記録がない採点できない(持ち越し)

来週の注目ポイント

  • 11月2日からの週の日韓半導体株:11月2日(月)は、インテル・SOX急落後に日韓がそろって取引した最初の日です。装置株とメモリ株の反応が同じだったかを、来週の記事で確認します。
  • 共通取引日は4日:11月3日(火)は文化の日で日本は休場、韓国は取引があります。11月2日〜6日の週の日韓共通の取引日は11月2日・4日・5日・6日の4日です。
  • 装置株の後にメモリ株が続くか:10月27日〜30日に上がった日本の装置株に、11月2日〜6日の韓国メモリ株が続くかを確かめます。米半導体株の急落と重なるため、見分けにくい週です。
  • 市場全体を差し引いた日韓の差:KOSPIのデータがそろい始めるので、円/ウォンが大きく動いた日に、鉄鋼・自動車の差がどちらに出るかを見ます。

用語解説

  • KOSPI(韓国総合株価指数):韓国の代表的な株価指数です。
  • 正規取引終値:韓国株は正規の取引時間の終値を使い、ネクストレード(NXT、韓国の代替取引所)の時間外取引の価格は使っていません。
  • 日韓共通の取引日:日韓の市場がともに開いていた日です。休場日が違うため、この日だけで比べます。
  • 円/ウォン(100円=○ウォン):数字が大きいほど円高・ウォン安です。
  • 装置株・メモリ株:本記事では、東京エレクトロンとアドバンテストの騰落率の平均を「装置株」、サムスン電子とSKハイニックスの平均を「メモリ株」と呼んでいます。

出所


筆者の保有:なし

本記事は個人が公開データをもとにまとめた分析記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。データ基準日:2026年10月30日。